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2016年09月27日

Flumist Quadrivalent(4価フルーミスト)の案内;2016年

インフルエンザの予防接種の時期になりました。
今年もまたFlumist(フルーミスト)を実施することとしました。
正式にはFlumist Quadrivalent(4価フルーミスト)といいます。
アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は、過去のフルーミスト接種者の分析から、予防効果はあまりなし、との結論を最近出していますが、メーカーは反論をしています。そのような意見があることは承知おきください。
私個人としては予防効果ありと信じますので、だからこそフルーミストを接種します。
10月3日(月)から予約を受けます。
朝10時までは一般診療の電話が多いために、電話での予約は毎日午前10時からとします。
発注はしてありますが、11月以降の入荷予定で入荷日が不確定ですから、最悪の場合には入荷がない(つまり接種できない)可能性がある点は是非考慮ください。
Flumistはインフルエンザ生ワクチンで、国産には同等の商品はありません。
従ってFlumistを接種すれば、注射でのインフルエンザワクチンを接種する必要がありません。
点鼻ワクチンですので痛みはありません。
生ワクチンですので、注射での不活化ワクチンより長い抗体の維持が期待できます。
たぶん1年間ほど続くか、と考えています。
適応年齢は、2歳以上で49歳以下です。
喘息を持っている方は、接種をすると喘鳴を起こす可能性が増えるとされていますので、喘息の方はFlumistは接種できません。
以前にインフルエンザの予防接種を受けている方は1回接種ですが、2歳から8歳まででこれまでインフルエンザの予防接種を受けたことがない方は、一ヶ月以上空けての2回接種となりますが,入荷本数が少ないために、2回接種が必要な方は対象外とします。
同時接種はきちんと研究されていませんので、原理としては安全だと思いはしますが、フルーミスト単独接種のみとします。
接種後の副作用として最も多いのは、いわゆる風邪症状(鼻水、鼻づまり、のどの痛みなど)が若干増えるかな、という程度です。
生ワクチンですので、妊婦さんは駄目ですが、授乳中の母親にも投与可能です。

限られた本数の注文ですので、予約でいっぱいになった場合には、その後の予約は中止します。
予約する方は、以上の事情を理解したものと考えます。
最後になりましたが、年齢を問わず一回9000円とします。  続きを読む


Posted by ひげの小児科医 at 12:20クリニックからのお知らせ